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空中待機1時間およびゴーアラウンド2回 [航空機全般]

少し前ですが、東京に出張しました。距離的に飛行機で行くことが多いですが、今回も飛行機にのりました。
自分はかなり飛行機(旅客機です)に乗っており、年に5-10回くらい乗っています。これまで何百回も乗ったと思いますが、初めてゴーアラウンドを体験しました。

まあとくに問題はなかったのですが、今回はそのあたりのことを書いてみます。
会社はJALで、機体はボーイング737-800でした。自分はいつもはANAばかりなのですが、この時はたまたま、座席の空きがなくJALにしました。

普通に羽田を離陸し、1時間のフライトを経て目的の空港に向けて降下していました。しかし、ずっと視界(というか視程 Visibility)が悪い状態が続いており、スラット展開、フラップ展開、ギアダウンはしており、かなり高度は低いはずなのに窓の外は真っ白で何も見えない状態でした。

すると、急に上昇に入ったため、ゴーアラウンド(ミストアプローチ)したんだろうと思ったところ、そのとおりでした。機長からのアナウンスでは「対地高度200フィート、あ、ええと60m、まで降下しましたが、滑走路を視認できなかったので着陸を中止しました。」と言っていました。フィートをメートルに言い直すところが、「飛行機あるある」です。

当空港はカテゴリー1のILSであるため、決心高度(Decision Hight)は200ftであり、上記と当然ながら同じであり、法規通りの対応といえるでしょう。

なお、パイロットの観点では、ゴーアラウンドはパイロットの独断で決定できます。管制官の指示にかかわらず、機長にはゴーアラウンドを決定する権限があり、ただ宣言するだけでよいです。自分の操縦する飛行機でゴーアラウンドしたことは、セスナ172でミストアプローチの訓練をしたときだけです。ゆっくり降下してゆっくり上昇しました。




なお、この時は最初ののゴーアラウンドから30分間空中待機し、その後再度のゴーアラウンドを経て、1時間45分遅れで着陸しました。そもそも1時間のフライトで、3時間近くも飛べる燃料を積んでいるのですね。ちょっと驚きました。

羽田に引き返すのかと思いましたが、空中待機で粘るのは初めて体験しました。天気が良くなるという確実な情報があったのだろうとは思います。


びっくりしたのが、乗客からまったく文句が出ていないように見えたことです。皆が実に冷静な感じであったのが驚きでした。だれもCAを呼び止めたりしていません。たまにトイレに行く人がパラパラいる程度でした。


着陸の瞬間には乗客から拍手が出ていましたが、あんなのは初めて体験しました。ただ、航空機事故防止の観点からいうと、視程が悪いなかで無理やり着陸したのであれば、それは褒められたものではないでしょう。(実際の状況を把握していないので、詳細な評価はできません。)
その意味では自分は拍手する気にはなりませんでした。ちなみに着陸後にMETARを見てみましたが、視程は1500mでした。おそらく着陸時点ではもっと悪かった可能性が高いです。

まあ、大したことではないですがいろいろ考えることがあるフライトでした。
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