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「銃器使用マニュアル」 書評 [その他]

ブログの記事が車の試乗記ばかりになってきたので、たまには毛色を変えていきたいと思います。最近読んだもののなかでは、かなり参考になる衝撃的な本でしたので、こちらの本を紹介します。

「銃器使用マニュアル」です。

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日本で銃の本というと、銃自体のメカニズムを取り上げている本が多いです。それは当たり前のことではありますが、この本は銃の威力の本質である、「弾薬」にこだわっている感じがあります。途中の弾丸の構造のところなどは、相当詳しいです。ハンドロードのことも書いてありますし、なかなかマニアックな感じです。

ちなみに、銃の入門書というのもいろいろあると思いますが、このあたりがまとまっていると思います。こちらは弾薬だけに偏っているわけではなく、幅広くいろいろなことが書かれています。

「世界の銃 パーフェクトマニュアル」(楽天ブックス)





「銃器使用マニュアル」は写真がかなり衝撃的なので、そういうのが嫌いな人は読むべきではありません。その意味では覚悟を決めて読むタイプの本です。

この本は、ありきたりの銃の構造などといったものはほとんど書いてありません。大部分で「弾薬(カートリッジ)の構造」、「銃で撃たれたときの人体の破壊」などといったことが延々と続きます。もっと簡単に言えば、この本は「ammo」と「Gun Shot wounds(GSW)」のみを取り上げているほんといっても過言ではありません。そもそもこの本は題名が内容とかけ離れている印象があります。やや不適切な命名ですね。


ライフル弾と拳銃弾の違いについても、しつこく解説されています。まあ、この二つは火薬量が違うことから速度が全く違い、その速度の差から破壊が全く異なる様相を呈するわけです。
実際に撃ってみても、ライフル弾と拳銃弾の音は全く違います。M4とグロック17の比較では、両方とも衝撃が来るのですが、拳銃弾はまだ「音」という感じが多少なりともあります。しかしライフル弾は「衝撃そのもの」という感じです。よくゲームや映画では「バーン」といった感じで描写されますが、そんな生易しいものではないです。グロックは口径は9mmでM4は5.56mmですが、M4のほうが口径が小さいですが、威力は別次元の強さです。

撃たれた人の写真がややショッキングですが、ライフル弾の威力というものをまざまざと見せつけられる感じです。弾丸というのは小さいものですが、とてつもないパワーを持っていることを実感させられます。

「瞬間空洞」「マッシュルーミング」といった言葉が乱れ飛びますが、ある程度の基礎知識があれば難しいことは書いてありません。順に読んでゆけば理解できるような構成には(一応)なっています。
ちなみに、途中はやや法医学っぽい記述もあります。「銃器使用マニュアル」というところからかけ離れているような気もしますが、個人的にはあまり気になりません。

なお、書いているのは日本人のようですが、弾丸or 弾頭が「ブレット」と表記されていたりで英語の単語がカタカナ表記されているところが目立ちます。ただ文章自体は流麗ではありませんが、著者の熱い思いは伝わってきます。その意味ではマニアがマニアのために書いた本だと思います。

この本と同じようなことを取り上げている、少なくとも日本語の本はほとんどなく、この意味で貴重な本です。良く知りませんが、おそらくアメリカなら法医学(Forensic Science)の専門書ではこのような切り口の本がありそうです。

自分はなんともありませんが、一般的には食事前後には読まないことを勧めます。また他人に勧めるのであれば、相手をよく考えてから勧めてください。とてもとても万人向けの本ではありません。間違った人に勧めたら、あとがとても大変かもしれませんよ。念のため。


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