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第3級海上無線通信士(通称:3海通)受験 [無線資格]

最近定期的に無線の試験を受けています。もちろん趣味ですが、今回は海上無線通信士にしてみました。海上無線通信士は1-4級までありますが、1.2.3級は順当に難易度や操作範囲が並んでいます。しかし4級は少し特殊で、ちょっと毛色が違います。
そういうわけで、今回第3級海上無線通信士を受験してきました。今回は仕事の関係で「英語」と「電気通信術」のみの受験ですが、この2科目を受験した感想などについて書いてみます。

おそらく問題となるのは「英語」だと思いますので、英語の試験について詳述します。これから受験される方の参考になれば幸いです。



最初にお断りですが、今回私は「英語」と「電気通信術」のみを受験しました。「法規」および「無線工学」は受験していませんので、そちらについては書きません。


別に無線を仕事にするわけではなく、単なる趣味の一環ですので、個人的にはあまり興味はありませんが、資格ごとの操作範囲などはこちらです。世界中をめぐる船などに必要な資格のようです。国際通信も可能です。前述のように1-3級と4級がありますが、4級はやや異質です。

Wikipedia - 海上無線通信士
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E4%B8%8A%E7%84%A1%E7%B7%9A%E9%80%9A%E4%BF%A1%E5%A3%AB

本来なら、無線工学と法規の2科目しかない4海通を先に取得し、その上で3海通を受験する予定でした。4海通があれば、3海通の無線工学も受けなくてよいようです。しかし、4海通の申請を忘れていたため、今回は仕方なく3海通を普通に受験しました。

なお、通信士系の試験は平日に行われます。3海通も4科目あり、2日間にわたって試験が行われます。受験料も安くないので、できれば一気に受けたいところですが、仕事をそんなに休めませんので、何とか1日だけ休みをとって2科目だけ受験しました。
通信士系の試験は科目合格制度があるため、3年間ですべての科目に合格すればOKです。親切といえば親切ですが、ある意味受験料稼ぎといえなくもないです。まあ、平日の仕事が休みにくい人には良い制度ですね。

なお、試験対策の基本となる過去問はネットに落ちています。
今回はこのあたりからダウンロードしました。

http://haruyama.info/wp/



なお、3海通は4科目ですが、まずは英語から解説します。
電気通信術は練習すれば余裕です。工学および法規も勉強すれば何とかなると思いますが、英語は結構鬼門です。わたしは英語は得意ですし、普段から英語に接する環境にいます。しかし、まったく英語に触れない環境の方には厳しいと思います。単語の理解なども必要ですが、普通に英語力が試されます。

基本的には一海特と同じような形式ですが、明らかに一段階難しいです。はっきりしたレベルの差を感じました。ただし、意外と海事英語以外のことが多い印象です。まずは過去問をいくつか見てみるのが良いでしょう。

英語は長文読解、文法や単語と、リスニングとに分かれています。特に問題となるのがリスニングだと思います。

「英語 筆記」
まず、自分は電気通信振興会から出ている英語の標準教科書を一通り読みました。
https://www.dsk.or.jp/

特殊な単語があるので、それらを一通り押さえておく必要はあると思います。あまり効率が良い勉強でもないですが、一通りやっておくのが無難でしょう。


長文に関しては、時事問題の文章が出されます。今回はニカラグアの運河の話でしたが、このあたりはヤマをかけるのは意味がないでしょう。普通に読解力をつけ、時事問題を広くカバーしておくだけでよいと思います。ただし、基本的な単語力であるとか、熟語なども必要ですので、そのあたりも勉強しておいたほうが良いのは当たり前のことです。


次は短い文章の読み込みです。ここが結構クセモノです。まず、出題される文章を見て、質問に3択で答えるのですが、問題文が法律(条約)であり非常にわかりにくいのです。

たとえばこちら (ZRA009、A-8) GMDSS
Ship stations operating in areas where reliable communications with a coast station are not practicable which receive a distress alert from a ship station which is, beyond doubt, in their vicinity, shall, as soon as possible and if appropriately equipped, acknowledge receipt and inform a rescue coordination center through a coast station or coast earth station.
<注> vicinity 付近

どれが主語でどれが述語で、どれがどのように関係して、などというのがきわめてわかりにくい。この上の文章がぱっと理解できたら、おそらくこの英語の試験は余裕です。文法を意識して、ゆっくり読み込むしかないです。
(ちなみに上記の文章の主語は "Ship Stations"、述語は最後のほうにある"(shall) acknowledgeと"(shall) inform"です。途中の文章は全て説明にすぎません。

ただし、過去問を繰り返し読んでいると、だんだん文章のクセみたいなものが分かってきます。突っ込まれないように正確にもれなく書いているんだなというのが感じられます。これは英語力ももちろん必要ですが、通信の基本知識みたいなものもないとわかりにくいです。(この試験をうける人が、それがないわけはないですが)


次はTOEIC風の穴埋めです。自分は熟語が不足していると思ったので、かなり勉強していきましたが、この問題では役に立ちました。普通に勉強したらよいです。



「英語 英会話」
これについても詳しく書きます。7問出題され、4択で正解を一つ選択します。解答の選択肢は手元の紙に印刷されて最初に渡されます。つまり、解答はあらかじめ見ることができます。

試験ではCDで問題文が読まれます。発音はまあまあ聞き取りやすい発音でした。一応アメリカ英語ですが、少しオーストラリア英語寄りの発音にも聞こえました。。

英会話を解くコツは、解答の選択肢から問題文を想像することです。たとえば下記の例を挙げます。(ZRB603)

1. A compass
2. A microscope
3. A loudspeaker
4. A pair of binoculars

まずこの回答の選択肢では、道具がならんでいます。これから想像するに「どういうときに使うものか?」などと聞かれるのではないかと予想できました。つまり、状況などに集中して聞けばよいわけです。
ひとまず、選択肢はあらかじめ十分読んでおくことを勧めます。解答の時間も、次の問題を読んでおくことを勧めます。英会話はじっくり考えてなんとかなるような種類の問題とは違いますので、パッとわからなければ次に備えるほうが良いでしょう。

英会話の練習は普通に英語の勉強をするしかないです。私は例によってCNNばかり一日何時間も聞いていましたが、マレーシア航空の前代未聞の航空機行方不明事件のことばかり聞かされてうんざりしました。(しかしあれはあれで不思議な事件です)

ただし、特殊な海事用語はきちんと押さえておく必要はあるので、指定の教科書での勉強もしてほいたほうが無難と思います。




「電気通信術:受話」
これらはフォネティックコードを使用する技能のテストです。
Wikipedia - NATOフォネティックコード
http://ja.wikipedia.org/wiki/NATO%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%8D%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

要するに、間違わないように「NATO」をNovember, Alfa, Tango, Oscarと表記するやり方です。
結構なスピードで読まれるので、書き直しは困難です。鉛筆やシャープペンシルの替えは準備しておくことを勧めます。まあ、練習さえしておけば問題ないでしょう。

なお5文字ごとに読まれますので、わからなければ空白にしておき、次の5文字からやり直せばよいです。間違いは3点減点ですが、空白は1点減点ですので、空白のほうがまだマシです。


「電気通信術:送話」
ランダムにかかれたアルファベットをフォネティックコードに変換して読むだけです。これも私はちょっとだけ練習しただけでした。ひたすら読んだら終わりです。


「RTTY」
キーボードで指定された電文を入力するだけです。ブラインドタッチができるレベルの人にとっては余裕です。はっきり言って自分も余裕でした。とくに、ワープロ検定などと違い、間違い入力が問題になりません。エラー音がなりますが、それだけなのであまり間違いを気にせずに入力していけばよいです。
練習がいるのかどうか疑問ですが、練習するならタイピング練習ソフトでもすればよいと思います。
ただし、特殊なキーボードの配列を普段使用している人だけは要注意かもしれません。(少数派だろうと思いますが)




上記のような感じで受験しました。英語は結構きちんと準備しないといけないだろうと思います。試験対策というのももちろんいりますが、正攻法の勉強もそれなりに必要な印象でした。

次は当初の予定どおり4海通ですね。それが通ったら工学免除で3海通(法規のみの予定?)を取り、その次は2陸技とスケジュールは決めています。



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