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718ボクスター vs 981ケイマンS 比較試乗 [ケイマン]

以前に718ボクスター(型式は982です)の試乗記を書きましたが、今回はその718ボクスターと先代の981ケイマンSを連続で試乗しました。

街中をとろとろ流す試乗ではなく、峠道で思いっきり乗っていますのでハンドリングなども試しています。そのあたりの高負荷域での評価を踏まえて、再度書いてみます。

結論は「718は次のマイナーチェンジまで待ち」です。理由は音がいまいちなことです。ポルシェの水平対向4気筒ターボは出たばかりですので、音やフィーリングに対するユーザーの不満が強ければ、次期ボクスター&ケイマンでは改善されるかもしれません。そこまで待つのが良いだろうと思いました。ただし現時点で音やフィーリングにに不満がないなら、総合的には718のほうがすぐれていますので買いでしょう。

今回の2台が並んだところです。
982_981.JPG



以前の記事の繰り返しですが、今回のマイナーチェンジでボクスター(or ケイマン)に、予定どおり4気筒ターボが搭載され、718ボクスターおよび718ケイマンとして発売されました。形式名が981から982に変わりましたが、車名が718なので今回は718と記載します。

今回試乗したのは次の2台です。
718ボクスター(型式982) PDK 青 2L ターボ
981ケイマンS (型式981) PDK 白 3.4L NA


なお718ボクスターは、以前試乗したものと同じ車です。
こちらです。
782boxter.JPG

やはり何回みてもロービジ色に見えます。海の上で見えにくい色がロービジです。
その例として、こちらは巡洋艦のベルファストです。
hms-belfast.jpg
この船はロンドンに係留されており、内部は博物館になっています。いろいろ展示があり、新婚旅行中に奥さんを放置して一人で見学しました。超楽しかったです。ミリタリーがお好きならおすすめです。


981ケイマンは、つまりマイナーチェンジ前の型です。先代と言えると思います。こちらはNA(ノンターボ)の6気筒です。デザインは結構すっきりしていてかっこいいです。白がよく似合っています。少なくとも、上のロービジ色より良いです。
981cayman.JPG

ちなみに、718にはついている見苦しいなんちゃってリヤフェンダーはありません。良かった・・・。
981cayman_fender.JPG



以前書いた通り、718は車としての完成度はさらに高まっています。それは間違いないところですが、やはり先代(6気筒)との比較が問題になると思いますので、今回はそこに焦点を置いて書いてみます。
ただし、素のボクスターとケイマンのSとの比較ですので、ちょっと違うわけですがそのあたりはご了承ください。傾向をつかむ意味では参考になるだろうと思います。


まず乗り心地ですが、ケイマンSとボクスター(素)という違いはありますが、明らかに718のほうが良かったです。981は路面の凹凸を拾う傾向があり、コツコツした感じです。ボクスターは鷹揚に走る感じで、ショックを遮断するような乗り心地でした。
ただし、いずれにしても987前期のようなガタガタ感はなく、またGT-Rのようなカタい感じもありません。客観的にみて、スポーツカーとしてはかなり乗り心地は良いほうに入ると思います。


ハンドリングですが、これも718のほうが良好でした。差はわずかと感じましたが、乗り心地が良いのにもかかわらず、ハンドリングはどちらも正確です。718になってリヤサスの横剛性が高まったとか書いてありましたが、それは良くわかりませんでした。
久しぶりに思いっきり乗って思いましたが、やはりケイマン&ボクスターのサスは、荷重移動が手に取るようにわかる感じです。しかも、その荷重移動が非常にスムーズです。ハイスピードで切り返す時などの動きにムダがなく、そしてリニアです。アクセルで曲げるというのが非常に良くわかります。
久しぶりに乗りましたが、やはりこのあたりのセッティングはさすがに歴史を感じます。ちなみにGT-Rには荷重移動はない感じです。動きもデジタル的です。


パワーやトルクは、718の圧倒的勝利です。今回は2Lのターボと3.4LのNAの比較ですが、明らかに2Lのほうがすぐれている感じでした。2000rpm以下の低速トルクは当然として、中速トルクにかんしても、718のほうが踏んだら踏んだだけ進む感じがありました。
今回の試乗では最初に718に乗り、帰ってから準備されていた981に乗り換えました。最初は素のグレード同士の比較だと勘違いしていましたが、981に乗っている時にケイマンSの3.4Lとわかり、衝撃を受けました。勘違いだろうと思いますが、「音ばかりで進まないなあ。2.7Lならこんなものか。」と感じていたのですが、まさか3.4Lとは思いませんでした。3.4Lでさえも、なんとなくトルク感がない感じがしてしまったのがショックでした。
718のターボラグはほとんど気になりませんでしたが、細かいことを言うと、高回転でのレスポンスはNAのほうがわずかに良いです。しかし僅差であり、ほとんど無視できる程度の差です。


トランスミッションについては、事実上変わりません。許容トルクの問題はあるでしょうが、おそらく同じようなものだろうとおもいますので、まあこんなものでしょう。
しかし、今回パドルによるマニュアルシフトを繰り返して思いましたが、レスポンスは明らかにGT-RのGR6より優れています。
GR6は本気のスポーツ走行では完璧ですが、思いついたようなシフトダウン指示にはすぐに追従しません。ワンテンポ遅れる感じですが、ポルシェのはスパッと変速します。なぜかレスポンスよく反応してくれ、GT-Rのダルいレスポンスとは大きな違いです。
また、くだらないことですが両方のパドルを引くとニュートラルに入ります。要するに、「空ぶかしモード」ということなのですが、これも地味に気持ちいいです。なお、GT-Rにはそういうお遊びはありません。ちなみにフェラーリにはあるらしいです。いつでもどこでも空ぶかしでき、フェラーリでは重要かもしれません。


問題の音ですが、これに関しては6気筒の981の圧勝です。981は澄んでおりかつ獰猛な音がします。吹け上がり感も(余りトルク感はないですが)981の勝ちです。
ただし、平常時のコモリ音は981のほうが大きいですが、これはボクスターとケイマンの差の可能性はあります。987でも散々こもっていたので、ケイマンではある程度仕方ないのかもしれません。
718も、高回転はそれほど悪い音ではないですが、良い音というレベルには達していません。低回転はいまいちであり、かつてのスバルサウンドである「ボロボロ音」が混じります。まあ普通の音ではありますが、低回転では金属音というより重低音です。空冷のような切り裂くような音からはさらに離れた感じです。



ナビについては、例のGoogleMAPもどきのオンラインナビです。これまでのナビと使い勝手が隔絶しており、使いにくい感じでしたが、確かにスマホには近いです。慣れれば問題ないかもしれません。ただし、タッチパネルの範囲がどこまでか良くわからず、独立ボタンもありすぐに使いこなせる感じではなかったです。
逆に981のクラリオンのナビは、伝統的な日本のナビです。交換のしやすさを考えても、個人的には981のような汎用品が良いと感じました。
ただし、718はナビ画面をメーター内に表示できます。これはなかなか見やすくてよかったです。安全だろうと思いますね。

外見などは好みの範囲の変更なのでコメントしません。



結局のところ、前回の718の試乗と同じ感想となってしまいました。しかしそれでも、981直接比較できトルク感のここまでの違いが体験できたのが参考になりました。

981の中古を探して乗るのもよいですが、普段使いのことを考えると718の音が良くなってから新車を買うというのもありだろうと思います。

ただ、比較もさることながら印象に残ったのは、GT-Rのような無理やりな速さはないものの、やはりポルシェ車の走りは気持ちよいです。まさにスポーツカーということを実感しました。


<おまけ>
試乗会場となった山のレストランでおいしい昼食をいただきました。とても満足しましたが、展示?されていた生ハムが印象的でした。とてもおいしかったです。

こちら。少し塩辛かったですが。
ham.JPG

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