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クルマ故障保険 「パーツケア」 [クルマ関係]

雑誌をパラパラみていると、車の故障を保証する「パーツケア」という保険が目に入りました。
これまでにないタイプの保険だと思いますので、少し紹介してみます。

Webで条件等を確認すると、個人的には「使いどころが難しい保険」という印象をうけます。
有用な状況が、かなり限られるのではという感想ですが、それでもいままでになかったタイプの保険ではあるので、詳しく紹介してみます。

「パーツケア」
http://www.partscare.jp/




この保険の画期的?なところは、「通常の故障」がカバーされることです。普通の車両保険では、故障はカバーされませんが、この保険では経年劣化などによる故障に対して支払いが行われます。

評価をする前に、詳しい内容を紹介します。
まずは「保険をかけることのできる車の条件」です。

<Webページから引用>
下記項目にすべて適合する自動車が対象です。

1)当社が指定する工場で道路運送車両法により義務付けられた法定6カ月点検、法定12カ月点検および法定24カ月点検を実施し、自動車が適正な状態になっていることが条件です。
(2)初度登録から12年以内
(3)既走行距離が12万㎞以内
(4)用途車種がつぎのいずれかに該当する自動車
•国産自家用普通乗用車
•国産自家用小型乗用車
•国産自家用軽四輪乗用車
•国産自家用普通貨物車
•国産自家用小型貨物車
•国産自家用軽四輪貨物車

つまり、「自家用」、「12万キロ以内」、「12年以内」、「点検を受けることが必要」とのことです。まあ、古すぎず、走行距離も長すぎずということでしょう。点検を義務付けるのも当たり前のことです。

つぎは、引き受けお断りの条件です
<Webページから引用>
1.自家用ナンバーでも、日常業務用として使用されている自動車
(通勤・通学、レジャー用としてのみ使用されている場合にお引受します)
2.「電気自動車・水素自動車・LPG車・天然ガス車」
3.ノーマルのスペックと異なるような改造車(コンピューター交換、ブーストアップ車等) ただし、保安基準に適合していればドレスアップ車(エアロ、ローダウン)は改造車とみなしません。
4.コンプリートカー、国産メーカーの逆輸入車
5.下記一覧に掲載の自動車
レクサス LF-A、IS-F、RC-F
日産 GT-R(CBA-R35、DBA-R35)
三菱 ランサーエボリューション CBA-CZ4A
スバル インプレッサWRX STI
マツダ RX-7 GF-FD3S、RX-8

となっています。LFAやR35はエンジンなどの部品が高いのでお断りということでしょう。これもわかります。
ただし、FDはダメなようですが、S15などは良いようです。このチョイスがよくわかりません。(そもそも12年以下のFDがあるのか?)また、ランエボもCZ4A(エボX)はお断りのようですが、そのほかのランエボは良いようです。

また、輸入車(逆輸入車)もお断りらしいです。まあこれも仕方ないでしょうね。
ただし、この条件は実際にはほとんど引っかかることはないでしょう。自家用に限って言えば、そのあたりを走っている車の90%以上は当てはまると思われます。(特に田舎では)

なお、当たり前ですが改造車はダメです。

約款を読んでいないのでわかりませんが、ここを読む限り”個人”が”無改造で乗る”限り、どのような使い方をしても良いように読めます。走行距離が伸びなければ、どのように酷使しても保険は出るようです。


なお、保険料は、3つの条件に基づいて決まります。

走行距離(5万、7万、10万が境界) 上限12万 4区分
年数(4年、6年、8年、10年が境界) 上限12年 5区分
排気量(660cc、2000cc、3000㏄が境界) 上限はないようです 4区分

それぞれで細かく掛け金が決まっています。一番安いのは4年以下、5万キロ以下、660㏄で 12300円/年です。一番高いのは10-12年、10-12万キロ、3000㏄以上で、143800円/年です。

掛け金は結構高いように思います。掛け金をみていると、各排気量と走行距離別の故障率(の見積もり)のようなものが見えてきて興味深いです。
軽自動車は、走行距離が短いときは安いが、長くなると急に高くなり、すぐに660-2000ccクラスより高くなる。また年数でも同じ傾向があります。また、3000㏄以上クラスは、走行距離がのびてもそれほど保険料が高くならないのも特徴です。おそらく、部品の耐久性が高くとられているということでしょう。




しかし、そもそもこの保障が必要な状況というのが良くわかりません。この保険料をペイすることはほぼ不可能ではないかと思われます。もちろん、そもそも確率的に、保険会社のミスでない限りペイはできないように設定されているはずです。もし掛け金より修理費のほうが多ければ、(当然ながら)保険は存続できません。

この保険の利用価値があるとすれば、業務使用(業務用の掛け金があるようです)で、営業車を一定期間だけ使用する場合に、その使用期間のランニングコストを固定化する程度しか思いつきません。それが正しい行動かどうかはともかく、極端な話メンテナンスを一切せずに壊れたら保証で直す、期間が終了したら廃車とするということなら意味は分かります。

また、もう一つの有利な状況は、故障の確率が高い状況であることが確定している場合です。つまり、「過酷な使用状況」や「故障率が高い車種であることが分かっている」時などに良いでしょう。これも状況が限られると思います。



いろいろ書いてきましたが、エンジンなどの故障では、それなりの高い修理費がかかりますが、そもそもエンジンなどは特別保証がもともとついており、保証期間が長いはずです。
また、最近はメーカー自身が延長保証サービスを行っており、まずはそちらを優先するほうがコストパフォーマンスは高いでしょう。



また、他の保険として「パーツケア・ライト」という保証範囲を制限するタイプの保険もあるようです。入るならまあこちらでしょう。


一般的に、保険というのは 「めったにない」 and 「起こると重大」 というのがそろっている場合に威力を発揮するようにできています。その意味では、車の保証はいずれの条件にも反するように思います。また、車の価値が経年的に下がることもあり、重大な故障の場合には廃車にするという選択肢もとれます。

この意味で、個人的には入る気はありません。ムダかもしれませんが、定期的に点検を行いトラブルを未然に防ぐという直球の対応をこれからもするつもりです。




なお、この記事は執筆時点での発売元のWEB内容をもとに記載しています。保険内容などの変更の可能性があるため、実際の加入などの場合は元のページをご確認ください。

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